伊達締め

=================================

部位:長襦袢と長着の上に締める。

歴史:現在使われている伊達締めは明治中頃から使われ始めたものです。それ以前は1丈(約3m)もある絹地を使用していたとか、、、それは七五三のお祝い着の帯の下のほうに巻く、「しごき」となっているようです。

働き:長襦袢⇒伊達締めの効用として、衿元がはだけるのを防ぎ、裾つぼまりに整える役目。

    長着⇒伊達締めの効用として、衿元がはだけるのを防ぎ、おはしょり部分を整えて、帯下をきれいに処理する役目。

種類: 幅10cm前後、丈2m〜2m30cmくらいが標準
    幅6cmの細いものから15cmくらいの幅広物があります。

生地:・素材:薄手の紋綸子
        チェニー
        合繊
        博多織(絽博多)
        どれも、中心部分には芯が入ってしっかりしていますが、両端は芯がなく、結べるように柔らかくなっています。

    ・色、柄:無地、縞柄、花柄、小紋染、ぼかし染、どっこ柄、など美しいものがある。博多はしゃりしゃり感があって、気分もすっきり、すれにくく、お勧めです。

手入れ:・しまう時は、端からぐるぐる巻いておくか、丈を4つ折りくらいにたたみます。芯のない部分のシワはある程度取れ、次に使う時に、気持ちよく使うことができます。      
     ・汚れはベンジンを含ませたコットンで拭くか専門店にお願いしましょう。
      化繊は家で気軽に洗えますが、芯の部分がくたくたにならないように手洗いをお勧めです。

締め方:上のほうを裏に折り返し、挟み込むように始末します。
      結んでしまうと結び目が圧迫感になってしまうこともあります。

目次以外からお越しくださいましたお客様はPetite きもの着付法教処トップページよりご覧いただきますと他のページもご覧いただくことが出来ます。