春の英国 乗馬

娘のライディングスクールへの送迎、駐車場では木陰を選ぶようになったこの頃。英国のさらりとした夏の始まり。サンルーフも窓も全開です。小鳥たちののどかなさえずりと馬のヒズメの音、木々のざわめき、それらだけで充満している音の世界。微風と共に音が私を包む。
ライディングスクールでは人間たちの声が少ない。多くのスタッフや生徒が居るにもかかわらず言葉が少なく思えるのは広大な広さゆえなのか、言葉少ない馬たちに敬意を払ってのことなのか??騎手は馬とのコミュニケーションに言葉は使わない!言葉を使わなくても相対するものへコミュニケーションをとろうとする訓練に乗馬は最高のものと思っている。娘が乗馬をするにあったって、このことを最大の目標とし、始めた乗馬である。
太陽の日差しが何故か嬉しくなってしまう娘のライディングレッスンデー。何頭もの馬が私の目の前を通り過ぎ、おしゃべりな小鳥たちが「ちょっとうるさいぞ!」と思うほどに懸命に話している。軽やかなヒズメの音と小鳥のさえずりのシャワーを浴びているようでもある。ハワイの高級ホテルのプールサイドで寝そべっても、これほどまでに心安らぐ贅沢な時間を過ごせるだろうか?天国に近い時間を娘のライディングレッスンの待ち時間に過ごしてしまった。
あっ!「お帰り!きょうはおしゃべりな小鳥たちに参ったよ!」
本日、娘のお相手は若い馬、、、どうりでいつものように馬臭くない!
(初心者にはちょっと頑張って走ると息を切らしてしまうような、お爺さん馬が与えられる。暴走防止にはお爺さん馬が良いらしい。娘の腕も少しは上達したってことでしょうか?)

冬はこんな感じです。
「乗馬と湯たんぽ」

乗馬スクールまでのドライブ風景

菜の花(rape-blossoms)であたり一面黄色の風景が続きます。