Charlton House

Mulberryは桑の実のこと。お蚕さんが食べる桑です!

イギリスのMulberryブランドの洋服や革のカバンはご存知の方が多いかと思いますが、このブランドにかつてマナーハウスだったホテルがあるのをご存知の方は少ないことと思います。
2001年にマルベリの経営者が変わり、このホテルはマルベリとは無関係のホテルとなり、マルベリホテル・チャールトン・ハウスから単なるチャールトン・ハウスの名に変更となりました。しかしながら、お洋服や小物の本家本元の経営者は変わったものの、マルベリの創立者がこのホテルの経営だけは引き継いでいます。
このページでご紹介しています写真はマルベリの経営者でもあった頃の内装です。現在はホテル内にスパもでき、内装はマルベリ関係のものは使われていません。


グリーク・・ギリシャ語にアポロやビーナスのお話があるようにラテン語に出てくる、マルベリの木のお話をしましょう。9歳の娘がラテン語の授業で教えていただいたことを私に話してくれました。

愛し合っている男女がおりましたが、彼らは違う民族でしたので結婚が許されませんでした。
ある夜、彼らはマルベリの木の下で待ち合わせようと約束しました。
彼女が先に来て待っていると小さいライオンのような動物が見えましたので、逃げようとするとスカーフを噛まれ取られてしまいました。ほどなくして、そこに彼がやて来ました。見覚えのある彼女のスカーフに血がついているのを見て、彼女はライオンに食べられてしまったものと思い込み、マルベリの木下で自殺してしまいました。そこに彼女が戻ってくると、彼が死んでいるのを見て、彼女もそこマルベリの木の下で自殺してしまいました。
マルベリの木ノ実が赤いのは彼らの血によって赤くなったと言われています。


敷地内でマス釣りもできます。

Manor House・・・田園邸宅
イギリス人にとって通勤目的で郊外に土地を買い求めることは少ないようである。土地は引退生活をできるだけ快適に過ごすためにあるようです。
代々伝来の土地を所有しているものにとって封建領主気質からからロンドンに愛着がないようである。ところが、振興成金たちにとっても、田園に大邸宅を建てることが人生最大の夢であったようです。都市の喧騒を嫌い、静かな田園で余生を送りたいと言う願望は理解できる。イギリスの田園は美しいの一言につきます。世界の富が英国に集まった19世紀マナーハウス建築が集中し、その殆どがゴシック建築様式を採用。これは中世封建領主への滞在願望があったからに他ならない。
イギリス政府要人が外国の用心と外交問題を検討するときでさえ、マナーハウスを利用することが多かった模様です。イギリスの貴族の権威と格式を誇示しようとしたことに他ならず、滞在的封建領主への願望が、外交と言う政治の段階まで引き上げられたようです。

ゴシックの白には「塔」がつきもの、それはかつて罪人を幽閉するためのものでしたが、マナーハウス全盛期にも塔が必ずと言って良いほどに付いていた・・・・この時代に牢獄?いいえ、飾りとしての要素が強かったのですが、高い塔は井戸からポンプで水を汲み上げ、高い塔に飲料水を汲み上げ、貯蔵し、各部屋の水道に繋がっていました。現在の貯水槽の原型だったんですね。現在、私の住むFlat、ココの部屋にもありますよ。


こんなに素敵な女性が受付に!


玄関ホールを巨大化したのも中世領主を意識したもの

中世封建領主の城は巨大な城壁で囲まれ、多くの武器庫や食糧貯蔵庫が備えられ、広大である。しかし、場内に住む領主、領主婦人、家来、が使っていた部屋はグレートホールと呼ばれる部屋がひとつだけ、実際の寝起き、食事、などこの部屋で集団生活が行われていた。そこで、このような生活で困るのはご婦人たち、多くの家来たちの前から引き下がるための部屋Withdrawing roomができ、・・drawing room・・応接間が出来ました。応接間は鏡を多く用いた女性的なお部屋です。

豪華なベット、豪華な織物はみごとです。
上右はアダムとイブのお部屋・・豪華なベッドのヘッドにアダムとイブの彫り物があります。

Charlton Houseは16の個室があり、マルベリの織物や家具が使われ、収集された珍しい家具も使われています。

トイレ空間にも
感動!


トイレのでは入り口にも安らぎ空間

誰もが使えるトイレにも整然と置かれているタオル


生花があちこちにありますが、手入れの行き届きが感じられます。

トイレのタンクになにげなく置いてあるオリボン尽きトイレットペーパー!
これは我が家でも早速に取り入れて見ました。

Charlton House
Shepton Mallet
Near Bath, Somerset, BA4 4PR
Tel:  01749 342008
Fax: 01749 346362
E-mail: enquiry@charltonhouse.com
http://www.charltonhouse.com/