英国アンティーク

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　英国アンティーク シルバー

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アンティークシルバー講座

銀や銅は抗菌性があることから、花瓶は純銅のものを、食器やカトラリーには純銀を、、、、これらの素材を使用できるとよいと常々思っている次第です。。。銀イオンはバクテリアなどに対して極めて強い殺菌力を示すようです。

日本で生活している頃には見向きもしなかったシルバー製品。
英国に暮らしはじめて徐々にその魅力を知ってしまった私は、英国でお気に入りを見つけるごとに柔らかく輝くシルバーたちのコレクションが増えてきました。
シルバーの魅力は何といってもその他の金属ではなかなか感じることの出来ない柔らかく、品性ある輝きです。
放置したままにされると、「私はここに居るのよ、私のこと忘れていない?！」と言っているかのようにお手入れを要求してきます。（銀イオンは感光性があり、普通の塩の状態ではすぐに還元されて黒い銀の単体粒子が析出してしまう。）
シルバーは黒っぽくなってきますが、お手入れによって、新品の輝きを取り戻すことの出来る金属でもあります。
先月の渡英では、スターリングシルバーのティーポットを入手。
そのついでに、手元にありますシルバー製品を一同に集め、シルバースミスになった気分で全てのお手入れをすることに致しました。
作業場のお部屋が明るく輝きで溢れています。シルバーとその他の金属を並べますとシルバーの魅力をはっきりと感じることが出来ます。
日本ではカトラリーにステンレスを使用していることが多いのではないかと思いますが、このステンレスとシルバーを並べてみましょう。
ステンレスの黒っぽく、冷たい輝きに比べ、シルバーは柔らかく、品性ある輝きを放っていることがはっきりと分かります。
ステンレスは実用的要素が大きく、衛生的を保ち、手入れが簡単な金属です。
シルバーはある程度手間はかかりますが、この輝きにはこの手間も惜しむことなく捧げるだけの魅力があります。
　スターリングシルバーとシルバープレイテッドの違いを見てみましょう。
共に輝きはシルバーの純度によって違いますが、大きな違いはお手入れ時に何十年、何百年経過してもシルバーの輝きを保てるのがスターリングシルバーです。
シルバープレイテッドはシルバーが磨きによって落ちてきますと中のその他の金属が見え隠れするようになります。
特にカトラリーのフォークなどは、使い込むことによってフォークの先が不揃いになってきた時に、スターリングシルバーなら揃えて先を切り落とし、先を磨くことによって更に使い続けることができます。
しかしながら、シルバープレイテッドですと、中のその他の金属があるため、切り揃える事は出来ませんので、その時点で使い物にならないフォークとなってしまいます。
スターリングシルバーのフォークを購入する場合、フォークの先がなるべく長いものを選ぶと長い年月使い続けることが出来ます。