私が小学校1年生の時に我が家にやって来たリカちゃんです。
昭和4年生まれの母は何でも物を大切に取って置く人でして、お陰様で私が小さい頃に遊んだおもちゃの多くは、私の娘にも引き継がれ、親子二代でのおもちゃとなりました。娘は新しく買い与えるおもちゃよりも「これは、ママが小さい頃に遊んだおもちゃなのよ。」の言葉の響きが良かったのか？私が幼い頃に遊んだ古いおもちゃを大変好みました。それとも、アンティークをコレクションになさっている人の心と同じように、人が使い、心の歴史が入ったおもちゃが好きだったのかもしれませんね？成長と共に着せ替え人形で遊ぶようになった娘は、勿論、私が使ったリカちゃんハウスで遊ぶようになりました。しかし、リカちゃんハウスはナイロンでできており、開けるたびに角のナイロンが切れてゆきます。そこで、親子三代くらい壊れることなく使えるドールハウスはないものかと真剣に捜し求めていた時期にBodoドールハウスに巡り合いました。質の良さ、歴史を踏まえた本物志向の製品作りに感動したものです。しかし、Bodo社のカタログを見ても欲しいもの全てが手に入るお店が日本に無く、ドイツBodo社に1年間の交渉後、取引をさせていただけるようになりました。ドイツBodo社へは何度か伺っています。おもちゃに対する考え方とエコに対する考え方に感動でした。ここに、私とBodoドールハウスとを結び付けてくれたリカちゃんをご紹介します。

初代リカちゃんハウス
私が欲しいとおねだりした訳ではないけれど、学校から帰るとテーブルの上に置いてあった。
今日は何の日？
誕生日でもクリスマスでもない日・・・
思わぬプレゼントにあっけにとられている子どもの頃の自分を思い出します。
中央には夏の絵、ゴウジャスな階段の絵、書棚のある絵と3枚の風景画があり、右側のドアを開けると書棚の絵がある。左側の鏡の前にはハンガーラック・・・・大切に大切に使いましたが、ナイロンには寿命があることを知ってしまいました。

ナイロン製絨毯！

発泡スチロールで出来た椅子！
軽くてお人形を座らせるのが大変だったけれど
田舎で育った私にはとっても、、、
とても、、おしゃれな玩具でした。