私が小学校1年生の頃は夏祭りが盆踊りを中心に賑やかで、毎年ゆかたを新調して貰いました。
私のゆかたの余り布で母が作ったリカちゃんのゆかたです。
ちょっとサイズ的に小さめでした。

夏祭りのお囃子が聞こえる中、新しいゆかたの香りに包まれながら三尺を締めてもらうのはワクワクとした緊張があり、今でもその空間、空気、腰にしまる三尺の締め具合、私を抱きかかえるように私の背中で帯をひと締めする母の顔が私の首をくすぐるように接近する様子など全てが甦ります。

バービーちゃんのきものです。このバービーちゃんはバービー協会の方にお譲りしてしまいました。
冬になるとお布団綿を入れ替えてふかふかのお布団にうち返していた母です。布団布の余り切れで母？祖母？が作りました。
分からなくなってしまった！

母の布コレクションの中で一番私のお気に入りだった布で作ってもらった振袖です。
洋服生地なので可愛らしさ抜群。
母の作です。
生地も出来具合からも一番のお気に入りでした。

きものがあっても帯が無い！

忙しい合間に、私のおねだりに負けて、忙しく作った母の作です。その後、何度か私が手を加え、今のような状態になっています。

東京のいとこにバービー用のきものとしていただいたもの。
リカちゃんだけは母が買い揃えてくれたものですが、バービーちゃんやモンチッチなど、東京で流行っているおしゃれなものが私の元に届けられるのは殆どこのいとこを通じてでした。

もっともっときものが欲しくて、祖母におねだりして縫っていただきました。
祖母は大雑把な性格ゆえ出来上がったきものが歪んでいる・・・・
バービーちゃんよりも更に小さなリカちゃんのきもの作りは大変だったようです。生地も扱いにくいものだったようで。。。
当時はこの歪みがちょっぴり不服でありましたが、夏の洋服生地であり、着せ方によっては斬新さのあるきものとなりました。