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母から見た娘

「和洋折衷のパジャマ」

学校でジオグラフィーのトリップに出かけた。UK国内3泊4日の現地視察でのお勉強です。旅支度を始めるとどうやら買い足さなければならないものがいくつかある様子。我が家にとってはすぐに経済的打撃が頭に浮ぶ。でも、6年間着続けたパジャマではかわいそうだなと母である私は思っていた。気に入ったパジャマがあったら買ってあげなくちゃと思いつつ数年が経っている。お買い物に出かけるたびに「このパジャマどう?」と言っても、お気に召さないから買わないとう娘の意思表示で今日まで購入すぜ過ごしてきた。夜着て寝るものであり、人前に着てゆかなければならないものでもないので、娘としては強烈に気に入ったものでもない限り、買うとは言わない。私よりもはるかに無駄をしない娘のお買物ぶりです。今回は神様がそろそろ購入したら!といっているかのように私も娘も気に入るパジャマに出会った。小柄な娘は必ずお直しが必要で、それは今回私が受け持った。ロンドン最新ファッションのお店TopShopで購入したパジャマを着た娘は一段と大人に見えて私も嬉しい。英国のパジャマは真冬でも上はタンクトップのデザインが多い。娘が購入したパジャマも上はタンクトップだ。ガウンが必要だよね、、、と私がボーと考えていると、「ママ!見て!」購入したパジャマの上にゆかたを着ています。家では普段ガウン代わりにゆかたを着ている娘ですが、学校の旅行にもゆかたかい!と母としてはちょっとびっくりだけど、本当は嬉しい。夏に日本へ帰ったときに祖母と娘でゆかたをガウンに着れるようリフォームしていた。紐は母(娘にとっては祖母)が昔、機織で織った絹を染め、羽裏に使っていたものである。その羽裏を私が帯揚げに出来るよう縫い直してあった。それをを箪笥から見つけ出してきたらしい。親子3代に受け継がれた絹ってことですね。(母である私は若かりし頃、日常も仕事もきもので過ごす、きもの人生だったんです。)この絹のリボンが今回購入のパジャマの色によくマッチしている。ゆかたはご近所のおしゃれなおばあちゃまが下さったもの。娘のこの姿を天国から見てニコニコしているかもね。
この頃はファッションにも興味を持ち、自分の手持ちのお洋服やアクセサリーでなにやかにやと工夫しては楽しんでいる。その中に日本の民族衣装きものを自然に取り入れ、それもクール!カコイイ!といえるように取り込んでいる。さてさて、この和洋折衷ファッションですが英国のお友達からの評価はどうだったのか、帰りましたら聞いてみましょう。皆様にもお知らせしますね。

さて、経済的打撃についてもお話してみましょう。
今回はパジャマだけでなく、旅行バックも購入したんです。持ってなかったものですから。英国インデペンデントスクール(英国私立校)の授業料は世界で一、二を争うほどに高額なものです。その他に生活費が必要で、今回のように臨時の出費があると我が家では食費が切り詰まることになります。普段から切り詰めた食費ですが、更なる切り詰めが必要になります。
英国はディナーが昼食であり、学校でいただく食事の中でも昼食が一番にゴウジャスな内容となります。通いの娘はこのゴウジャスな昼食を学校でいただくことが出来ます。我々親子は栄養を何処で取るかが主題となり、娘は学校の昼食で栄養を取ることになります。だからしっかりと食べられるだけ学校の食事をいただきます。ありがたいことに、娘が在籍する学校のお食事は美味しく、種類も豊富です。
母は家にあるもので間に合わせで食事を取ることになりますが、粗食は慣れっこ、というよりも私の嗜好には意外と合っている。娘が好きでは無いお蕎麦にサワークラウトをまぶし、日本から持ってきた和風ドレッシングでいただく。私自身、当たり前な料理よりも私流アレンジ料理(貧乏料理)が大好きなんです。今回のように食品を購入できない時期があると、娘が学校で出されるスナックやくだものをお土産に持ち帰ってくれます。
旅行中も母の貧乏料理が続いていることを察知している娘から夜電話が入りました。「ママ!ちゃんと食べてる。私が帰るまで生きててよ。」
やっぱ、我が家は親と子が表面上の会話は逆だねと思った。
でもね、普段美味しいもの食べなくたって、化粧なんかしなくったって、暖房費節約で布団に包まってたって、ものではなく、娘の心の成長を見ているのって楽しいですよ。

追記:冬に布団ドレスを提案いたします!石油価格の高騰により暖房費節約に迫られる昨今、きもの着付けプロの母は夏掛けの羽毛布団と今流行の革ベルトを使い、ホカホカあったかな室内ドレスに着付けてしまいます。布団がドレスに早代わり!!寒風吹き荒れる日には湯たんぽを入れられるように着付けましょう。