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母から見た娘

「英国インデペンデントスクールとアーミッシュ」

アーミッシュの存在を知った私達はアーミシュに大変興味を持ってしまった。自分達の生活や考え方の全てを彼らと対比してみたくなったのだ。こじつけ部分も多いですが、今回は母から見た娘と言うよりも母から見た娘の学校をアーミッシュに照らし合わせて考えてみたいと思います。
我々親子の境遇から教育の理想がここにあると感じ7年〜8年前にやってきた英国インデペンデントスクール。英国インデペンデントスクールの中に私はアーミッシュの考えが地盤としてあるように思えるようになった。娘が在籍する学校を対象としての評価なので、英国内のどの私立校にも同じものがあるとは限らない。そしてまた、個人的にも見方は違うかもしれない。
アーミッシュの宗教的歴史を思えば、その根底に英国教会と類するところがあってもおかしくない。なぜならば、その根底にはキリスト様がおいでになるのですから。
この学校に在籍する学生の多くは世界的に見て経済的裕福なご家庭の子女ばかりです。時に私達親子のように貧乏投げ打っての教育優先主義者も居りますが、、、。
娘の周りのお友達は日常の生活の中で無駄なお金を実に使いません。ヨーロッパに学校行事で出かけることがあったとしても、観光地で食費を抑えるためにワザワザ遠くのレストランまで歩いてゆくのです。お友達同士の外食も年に1回。物価の高い英国では外食は日本ほど気軽に出かけません。華美なものは軽薄なものとの捕らえ方があり、日常の質素倹約は当たり前のことです。
新しいものを気軽に取り入れない代わりに、取り入れたときにはとことん自分達にとって利用価値があるように取り入れます。インターネットは先生、生徒、親との間で非常によく活用され、。勿論授業の中でも活用されています。
本来資本主義社会の中での裕福な環境と言うのは、私が英国インデペンデントスクールに子供を通わせたことから見ることができた、この世界のことを当てはめても良いと思います。世界でも指折り数えられるような裕福層が形作る社会の日常生活は質素倹約が常であり、仕事として(家庭とは別なところ)でお金を回すゲームによって得られるものが経済として別なところにあるように思います。お金持ちはけしてお金に溺れていないということですね。ばりばり先進国の資本主義社会の中にもアーミッシュと同じように質素倹約が良しとされる価値観があります。

資本主義社会の中で、経済的余裕は心の余裕にも繋がります。この学校で娘の心がどのような状態で過ごせているのか、私は常にここをチェックします。英国人の自分を守り、相手も守られるマナーがあってこそと思いますが、心は常にニュートラル。問題があれば、クリアにしようと努力してくださる学校の体制。親が気がかりを遠路する必要はありません。親も子供もハッピーに過ごせることに学校は喜びを感じています。そのために先生と言う存在があるのだと先生ご自身が言います。
学校全体として平和を維持しようとする体制と前進して行こうとする体制のバランスが取れています。1学年120名前後の大所帯の学校ですが、生徒個々の状態をよく把握できている学校でもあります。この学校をひとつのコミュニティーとして考えた場合、アーミッシュのコミュニティーと同じように理想があります。

この二つのコミュニティーの違いは生活の糧をどこから持ち運んでくるかです。アーミッシュは全て自分達の手で作り出しそうと努力する。学校は親達がこの学校になんにでも交換できるお金を持ち寄ります。生活の糧をどんな方法で手に入れるかが大きな違いだけです。この対比はかなり究極的な対比であり、こじつけ部分もあります。ただ、全体として私が感じるコミュニティーの理想は両者に存在します。どちらも奥深い内部まで知っている訳ではないので断言はできませんが、、、、、。
アーミッシュは科学を拒み平和主義で成功した。世界の大富豪は科学の進歩と資本主義システムで成功した。自らの手を使っての成功か、考える者と実践するものを分業化した成功かの違いもある。しかし、両者の根底には質素倹約をよしとする生活の基本がある。